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$4.6兆
  • 変動の小さい優良株

注目理由

期待 29/100
資金流入

企業リサーチ

調査 2026-08-20 17:40 KST

アップルは決算発表文の中で、今期の売上総利益率50.1%には関税の還付が約2ポイント上乗せされていると自ら明記した。

アップルの2026会計年度第3四半期は2026年6月27日に終わり、売上高1,094億ドル、希薄化後1株当たり利益2.02ドルだった。会社は発表文で、売上総利益率50.1%のうち約2ポイントと、1株当たり利益のうち0.11ドルが関税の還付によるものだと述べている。同時に公開された財務諸表では製品の売上総利益率が40.1%、サービスが75.6%と分かれており、売上の28%にすぎないサービスが売上総利益の42%を生んでいる。

主要な数字

第3四半期の売上高
1,094億ドル
2026-06-27
売上総利益率
50.1%
2026-06-27
関税還付の効果
約2ポイント
2026-06-27
希薄化後1株当たり利益
2.02ドル
2026-06-27
サービスの売上総利益率
75.6%
2026-06-27
アクティブデバイス
25億台以上
2025-12-27

50.1%の横に会社が添えた但し書き

アップルは売上総利益率50.1%を発表した同じ文の中で、そのうち約2ポイントは関税の還付によるものだと書いている。希薄化後1株当たり利益2.02ドルにも、同じ項目から0.11ドルが乗っている。会社の説明どおりにその分を差し引くと、利益率は48%前後、1株当たり利益は1.91ドルになる。直前の2026年3月28日締めの四半期と並べると、売上総利益の金額は547億8,100万ドルから547億7,000万ドルへほぼ横ばいで、売上高が1,112億ドルから1,094億ドルへ減った分だけ利益率が49.3%から50.1%へ上がった形だ。上がり幅0.8ポイントの中に関税の還付2ポイントが入っているので、利益率の数字だけを並べて改善と読むと向きを取り違える。

製品とサービスは利益率が倍近く離れている

財務諸表は売上高と売上原価を製品とサービスに分けて載せている。第3四半期の製品は売上高787億ドルから原価472億ドルを引いて売上総利益315億ドル、利益率40.1%になる。サービスは売上高307億ドルに原価75億ドルで、売上総利益232億ドル、利益率75.6%だ。売上では28%のサービスが、全社の売上総利益548億ドルのうち232億ドル、つまり42%を担っている理由がここにある。

2026会計年度第3四半期の売上総利益率

  • サービス75.6%
  • アップル全社50.1%
  • 製品40.1%
製品とサービスの値は財務諸表の部門別売上高と原価から計算した。全社の50.1%には関税の還付が約2ポイント含まれている。2026-06-27, 出典: Apple Newsroom

iPhoneの比率は1年前より上がった

製品別に見ると、iPhone 543億ドル、サービス307億ドル、Mac 104億ドル、ウェアラブルとホーム・アクセサリー79億ドル、iPad 62億ドルである。iPhone一つで売上の49.6%を占め、1年前の同じ四半期は47.4%だった。Macは80億ドルから104億ドルへ増え、iPadは66億ドルから62億ドルへ減って向きが分かれた。地域別では米州458億ドル、欧州294億ドル、中華圏188億ドル、その他アジア太平洋89億ドル、日本66億ドルとなる。1年前と比べた伸び率は中華圏と欧州がそれぞれ22%で最も高く、売上が最大の米州は11%だった。研究開発費は89億ドルから117億ドルへ32%増え、全社売上の伸び16%の倍の速さで膨らんでいる。

2026会計年度第3四半期の製品別売上高(10億ドル)

54.3
30.7
10.4
7.9
6.2
iPhoneサービスMacウェアラブルiPad
ウェアラブルはウェアラブル・ホーム・アクセサリーをまとめた項目である。この五つで売上高1,094億ドルの全部になる。2026-06-27, 出典: Apple Newsroom

2026会計年度第3四半期の地域別売上高(10億ドル)

  • 米州45.8
  • 欧州29.4
  • 中華圏18.8
  • その他アジア太平洋8.9
  • 日本6.6
1年前の同じ四半期は米州412億、欧州240億、中華圏154億、その他アジア太平洋77億、日本58億ドルだった。2026-06-27, 出典: Apple Newsroom

よくある質問

関税の還付がなかったら、今期の数字はどう変わりましたか。
会社が示したとおり、売上総利益率から約2ポイント、希薄化後1株当たり利益から0.11ドルを差し引けば済みます。利益率は50.1%ではなく48%前後、1株当たり利益は2.02ドルではなく1.91ドルです。この二つはアップルが第3四半期の決算発表文の本文に自ら書いた数字です。
製品とサービス、利益をより多く残しているのはどちらでしょうか。
利益率ではサービスです。2026会計年度第3四半期のサービスの売上総利益率は75.6%、製品は40.1%でした。金額では製品が315億ドル、サービスが232億ドルで製品のほうが大きいものの、サービスは売上の28%で売上総利益の42%を生んでいます。
iPhoneの売上比率は下がっているのでしょうか。
今期は上がりました。2026会計年度第3四半期のiPhone売上543億ドルは、売上高1,094億ドルの49.6%にあたり、1年前の同じ四半期の47.4%より高い水準です。同じ期間にiPadの売上は66億ドルから62億ドルへ減りました。

出典

  1. 1.Apple reports third quarter results Apple Newsroom, 基準 2026-07-30
  2. 2.FY26 Q3 Consolidated Financial Statements Apple Newsroom, 基準 2026-07-30
  3. 3.FY26 Q2 Consolidated Financial Statements Apple Newsroom, 基準 2026-04-30
  4. 4.Apple reports first quarter results Apple Newsroom, 基準 2026-01-29

公開資料を整理した参考情報です。投資勧誘ではなく、判断と結果は投資家本人に帰属します。

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本日の解説

本日のAppleの期待スコアは29点で、米国ユニバース30銘柄中17位だ。 直近1年のレンジでは下位74%に位置し、注目が薄れた圏内だ。 当日は+0.22%の値動きで、資金は流入方向だった。IT・ネットセクターの流れと合わせて読みたい。 このスコアは価格と出来高に基づく推定値だ。売買の合図ではなく、調べる候補を絞る参考として使うのがよい。

基準データ: 2026-08-28, 参考情報 · 投資勧誘ではありません

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