Alphabet
GOOGL, NASDAQ, IT・ネット
- 前日終値
- $342.02
- 出来高
- 1184.3万
- 時価総額
- $4.1兆
- 変動の小さい優良株
注目理由
期待 19/100企業リサーチ
調査 2026-08-22 11:50 KST純利益が前年比298%増えたという発表の裏には、営業とは無関係な保有株式の評価益771億ドルがある。
アルファベットは検索・広告とユーチューブで売上の大半を稼ぎ、最近はクラウドインフラの販売が急速に伸びている。2026年6月に締めた四半期の売上高は1,198億ドルで前年同期比24%増え、クラウド売上高は82%増の248億ドルだった。純利益は1,121億ドルで前年比298%の急増と発表されたが、会社が注記に自ら記したとおり、そのうち771億ドルは保有株式の税引後評価益で、本業の指標である営業利益の伸び率は30%だった。二つの伸び率の差は業績ではなく、保有株式の時価変動から生じている。
主要な数字
- 第2四半期売上高
- 1,198億ドル
- 2026-06-30
- 営業利益
- 408億ドル(利益率34%)
- 2026-06-30
- 純利益
- 1,121億ドル
- 2026-06-30
- 希薄化後1株当たり利益
- 9.11ドル
- 2026-06-30
- クラウド売上高
- 248億ドル(+82%)
- 2026-06-30
- 四半期設備投資
- 449億ドル
- 2026-06-30
純利益298%増の4分の3は株式の評価益だ
アルファベットは2026年6月30日締めの四半期の純利益が1,121億ドルで、前年同期より298%増えたと発表した。同じ資料の注記には、そのうち771億ドルが保有株式から生じた税引後の評価益だと記されている。この評価益は希薄化後1株当たり利益9.11ドルのうち6.26ドルを占める。その分を除くと1株当たり利益はおよそ2.85ドルとなり、前年同期の2.31ドルより23%増、売上高の伸び率24%に近い水準になる。株式の評価益は市場価格に連動するため、次の四半期には逆に純利益を押し下げる可能性もある。
希薄化後1株当たり利益(ドル)
検索とユーチューブが依然として売上の大半を稼ぐ
四半期売上高1,198億ドルのうち、Googleサービス部門が945億ドル、クラウドが248億ドル、Other Betsが4億ドルだった。サービス部門の中では検索及びその他広告が633億ドルで17%増え、ユーチューブ広告が111億ドルで13%増えた。広告を合わせたGoogle広告収入は816億ドルで売上の68%を占め、クラウドが82%成長した今四半期でも、この会社が検索と動画広告で最も稼いでいるという構図は変わらなかった。
2026年第2四半期の部門別売上高(10億ドル)
- Googleサービス94.5
- Googleクラウド24.8
- Other Bets0.4
クラウドは売上だけでなく利益率でも追いついている
クラウド売上高は2025年第4四半期の177億ドルから2026年第1四半期は200億ドル、第2四半期は248億ドルと三期連続で増えた。同じ期間のクラウド営業利益は53億ドル、66億ドル、88億ドルと増え、営業利益率は30.1%、32.9%、35.6%へ上がった。今四半期の全社営業利益率は34%だったので、クラウドの利益率35.6%はすでにその平均を上回っている。
クラウド売上高(10億ドル)
設備投資が五期連続で増え、フリーキャッシュフローをマイナスに押しやった
設備投資は2025年第2四半期の224億ドルから五期連続で増え、第3四半期240億ドル、第4四半期279億ドル、2026年第1四半期357億ドル、第2四半期449億ドルとなった。同じ期間のフリーキャッシュフロー(営業活動によるキャッシュフローから設備投資を引いた値)は53億ドル、245億ドル、246億ドル、101億ドルと推移した後、2026年第2四半期に初めてマイナス59億ドルへ転じた。営業活動によるキャッシュフロー自体は391億ドルとなお黒字だが、それを上回る速さで増える設備投資が現金を圧迫している。会社は同じ四半期に株式発行で496億ドル、社債発行で203億ドル、合わせて約700億ドルを新たに調達しこの支出を賄った。
四半期別設備投資(10億ドル)
フリーキャッシュフロー(10億ドル)
よくある質問
- 純利益が298%増えたという発表は、本業の実績をそのまま示しているか。
- いいえ。会社が注記に自ら記したとおり、増加分の多く(税引後771億ドル)は保有株式の評価益である。その分を除いた希薄化後1株当たり利益はおよそ2.85ドルと推定され、これは売上高の伸び率24%に近い23%増にあたる。本業の指標である営業利益の伸び率は30%だった。
- Googleクラウド事業はもう利益が出ているか。
- はい、しかも増えている。クラウド営業利益は2025年第4四半期の53億ドルから2026年第2四半期は88億ドルに増え、営業利益率は同じ期間に30.1%から35.6%へ上がり、今四半期の全社営業利益率34%を上回った。
- フリーキャッシュフローがマイナスに転じた理由は何か。
- 設備投資が営業活動によるキャッシュフローより速く増えたためである。2026年第2四半期の設備投資は449億ドルで1年前のほぼ2倍になった一方、営業活動によるキャッシュフローは391億ドルにとどまり、フリーキャッシュフローはマイナス59億ドルになった。会社は同じ四半期に株式・社債発行で約700億ドルを新たに調達している。
出典
- 1.Alphabet Announces Second Quarter 2026 Results SEC EDGAR (Alphabet Inc. Form 8-K Exhibit 99.1), 基準 2026-07-22
- 2.Alphabet Announces First Quarter 2026 Results SEC EDGAR (Alphabet Inc. Form 8-K Exhibit 99.1), 基準 2026-04-29
- 3.Alphabet Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2025 Results SEC EDGAR (Alphabet Inc. Form 8-K Exhibit 99.1), 基準 2026-02-04
公開資料を整理した参考情報です。投資勧誘ではなく、判断と結果は投資家本人に帰属します。
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本日のAlphabetの期待スコアは19点で、米国ユニバース30銘柄中19位だ。 52週高値までは20%の余地が残っている。 当日は-0.35%の値動きで、資金は流出方向だった。IT・ネットセクター全体の流れも確認しておきたい。 このスコアは価格と出来高に基づく推定値だ。売買の合図ではなく、調べる候補を絞る参考として使うのがよい。
基準データ: 2026-08-28, 参考情報 · 投資勧誘ではありません
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